これだけ財務諸表 [書籍感想]
会計にも詳しくないのですが、この本を読むと、見るべきポイントを教えてもらえるので、大変役に立つと思います。会計を学ぶ上で、理解すべき基本は、3つだそうです。それは、会計の言葉(単語)の定義を知ること、一般的な基準値を知ること、業種別の基準を知ること、だそうです。次に安全な会社を見るには、手元流動性、流動比率&当座比率、自己資本比率の順で見ていくことが大事ということです。手元流動性は、現預金と有価証券を足して、月商で割った値で見るそうです。流動比率は、流動資産を流動負債で割り、当座比率は、当座資産を流動負債で割ります。流動負債が払えなくなると倒産するので、流動比率は、120%以上が望ましく、当座資産は、現金化できる比率なので、90%が望ましいそうです。専門家からすれば、常識なのでしょうね。ただ、業種によって、この基準値は異なるようなので、詳しくは、読んでみてください。手元流動性は、仕事が廻るということで、大企業は1ヶ月分になりますし、小さい企業は、1.7ヶ月分くらい欲しいようです。何となく、素人も分かる感じです。自己資本比率は、返済しないで良い資産率なので、10%以上は、必要ということです。その後に、会社の将来性を見る方法が記載されています。ここでは、キャッシュの流れを示すキャッシュフフロー計算書をみて、将来性を見ましょうということです。基本を理解するためには、良い本でした。
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